階上沖攻略・春編


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□ 階上沖アブラメ・春編

本格シーズンを迎える階上沖、雪代や親潮、ターンオーバーによる濁りがとれるとシーズンイン。
階上沖は、濁りも潮流も恵みの自然現象、栄養のある海流(北海道の流氷のとけた海水が親潮にのり南下)が約1ヶ月ほど流れ込みます。
水温も下がり食いが渋くなりますが、階上沖〜種市沖のアブラメはじめ三陸沖すべての魚には毎年の恵みの現象です。

春眠中のアブラメを攻略するには、いくつかの手段の講じなければなりません。


▼ 濁り対策
 
人間のくらしでは暗ければ明るくすることが当たり前の話し、ケミホタルや水中ライト等で明るくするのも効果があります(グリーンライトがお薦め)点滅タイプや水中で自動点滅するものもあります。
シルバーやゴールド、夜光、フォログラム等光り物(集魚ミラーやブレード)でアピールするのも効果的です。
夜光ビーズ、蛍光ビーズ、夜光チューブ、光の良い天然貝グッズも良いです。

         
    水中で自動点滅ライト(グリーン)   フォログラム集魚ミラー         夜光ピンキー


▼活性対策 

春眠を目覚めさせるアイテムが必要、アブラメのボディーには5本の側線が有り他の魚に比べ、音や震動に敏感に反応して突進するようです。

バイブレーション効果のあるブレードや集魚板がお薦めです、震動波を感じたアブラメは貴方の仕掛けに誘われます。
ここで考えなければならないことはブレードの動きです、ユラユラした動きはアブラメの食性を誘うことは陸っぱりの釣りでも実証されていると思いますが船釣りも同じ事が言えます、ユラユラは食い気を誘います。

ならば目覚めさせるには?、ウィローリーフやコロラドタイプのブレードが最適です、仕掛けにセッテングして誘いをかけるとブルブルと震動波が発生しアブラメを目覚めさせます。
ユラユラ波とブルブル波でアブラメは飛びつきます。

     
   ユラユラタイプ (フラッシャー)   ブルブルタイプ(ウィローリーフ)   ユラユラタイプ(ドジャー)


▼ 仕掛対策

仕掛は濁り対策、活性対策を考えて半月片天秤、両天秤にセッテングしましょう。
階上沖は外洋になっていまして日によって、潮の流れが無かったり速かったりします。
海底は岩盤根、荒根、高根、砂根、砂利根、魚礁ブロック等、複雑で階上以南洋野町沖までアブラメの宝庫で好ポイントになっています。

水深40m以浅下は荒根が多く根掛かりが多いですが数は出ます、荒根対策は両天秤が適しています潮も緩いことが多く錘も80〜120号ぐらいでカバーできます。
もちろん、ユラユラ波ブルブル波動アイテムは必至です、ハリスは根掛かりロストをさけるため5号が適当(道糸はPE5〜6号使用)潮が速ければロングハリス緩ければ短めが良いです。
片天秤のロングハリスは根掛かりが多く苦戦します。

水深40m以深は、岩盤根が続き良型アブラメが狙えます。
天秤は半月片天秤ロング仕掛(全長1m位)2本針が良くユラユラ波ブルブル波動アイテム忘れずに装着しましょう。

錘は100〜150号海底すれすれを流していきますと、今の時期はモゾモゾとアタリがありアタリを聞くように合わせます、寝おきの悪いアブラメでもゴンゴン引きながら釣られてきます。

自作仕掛で釣りの面白さが倍増?釣りの魅力ここにあり、階上沖に訪れるアングラーの皆さんは自作仕掛のオンパレード、特に階上沖総合HPアブラメドットコムさんは階上沖のバイブルになっています、特に階上沖入門者は必至読です。
階上沖のアブラメをマスターすればどこの沖でもカバーできます。


▼ ロッドとリール・ライン

ロッドは錘負荷100〜120号長さは180〜240cmダイワのホカゲFDが良さそうですがノーブランドでも錘負荷が適正であればOKです、柔らかい竿ですと底切れが悪く根掛かりロストが多く苦戦します。

錘負荷80号以下は不適です、最近はライトタックルが流行ってきていますがステップアップの段階の話しで入門者が最初からライトで入り込むと苦戦します。

ラインはPE 5〜6号200〜300mリールいっぱい巻き込んでおくこと、水深が浅いのに無駄と思うでしょうが高切れすることがあります何よりリールの能力が活かされます。
リールは両軸で堅牢なものダイワダイナッミクシリーズがリーズナブルです、昨今は各メーカーの中型電動リールが一般的です売価4万円切る商品も出ています。

仕掛は当店オリジナルが初心者からベテランまでお薦めです、特に困ったときのサカシタオリジナル(写真A)と言われるほどのアイテムで特に40m以深の岩盤根向きです、1mのロング仕掛ですがバランスが良く良く釣れます。

餌は春先は貝類が食いが良くホッキ貝、ジョロウ貝、ホヤなども使用しますが、突然エラコやイソメに変わることもあります、貝類とゴカイ類の複数準備した方がハズレなしです。


▼フッキング

タックルが揃ったら早速実践、階上沖四天王はなぜ沢山のアブラメを釣るんでしょう?共通点は腕が良いから?そうなんです手釣りなんです、ダイレクトにアタリがわかる漁師スタイルです、誘いは肘を水平から70度ぐらい曲げた範囲以内で底すれすれを探っているようです。
彼らは岩盤根では絶対的に強いです、海底すれすれを攻めてビール瓶クラスの良型をビシビシ釣っています。

硬めの竿は彼らの手釣りと同じようなテンションがえられます、底すれすれを根掛かりしないでユラユラ波ブルブル波動で探れます。
根の荒い浅場では、誘いは忙しくシャクリ上手く根をかわしていくこと、尚かつすれすれを探っていかなければならないのである意味難しいです、ハリスの長さなど適正にセットすることが必要で根掛かりさえ無ければ数は出ます。

※ 春先の難しい時季の釣りを攻略して、花見には階上沖のアブラメ三昧しましょう。


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